そんなかんじの日記

satoyocoによるなんでもありブログ

今のうる星やつらはじわじわと嬉しくなる作品です

第24話 妄想フーセンガム/愛は国境を越えて

そんなこんなでうる星やつらの令和版第2シーズンが始まったわけです。そうか、始まったかと第1シーズンのようなメチャクチャな盛り上がりもなく、ふつーに始まったのです。

その第1回は「妄想フーセンガム/愛は国境を超えて」愛は国境を超えてってえ、あれやるの?最初から?とびっくりしました。私にとってこの作品はサンデー連載時にはじめてみてきゅんきゅんきたお話でした。カラーページだったってこともあっていつもは買わないサンデーも買って切り抜いてずっと取ってありました。

あ、当時のカラーページを再現した単行本ありますよ。ぜひ読んでみてください。

 

 

で、昭和の時代も早速アニメ化されたんです。

1985年 2月13日 186話 大変!ダーリンに言葉が通じないっちゃ

 

うーん。なんか違う。

このとき連載1話を30分にするためどうしても話を広げなくてはいけなくて…それいらないんじゃないっていうエピソードもまぜこんでしまってなんかなあ。
要はラムちゃんが言葉を忘れてしまってあたる君に手出ししないから、これ幸いとガールハントに行く、何だけどちょっとやり過ぎな感じが…

で肝である炊飯器投げたことを謝り、ラムちゃんに言葉を思い出してほしいとお願いするシーンが全くちがうニュアンスで、「それ違う!!」と当時中学生の私は悲しくなりました。

なんかね、作っているのは男性だから男性目線で女性キャラは可愛く、男はダメダメに描くってのがアタリマエ、あたる君なんか常にがに股で口をガバッと開けてる…みたいななんかかっこよさとは縁遠い感じになってしまって…いやたしかに常にかっこいいキャラでないことは認めますけど、原作のとちょっとしたかっこよさがなくなってるのが気になっちゃって…

特にこの回本当にだめにだめを重ねたようなやつに変えられて、あたる君が初恋みたいな完全キャラ萌えしているものから見たらとても消化不良状態でした。多分当時のうる星ファンのお兄様たちはそんなことおもわないんだろうなあ。

このブログ書くためにちょっと見ておこうかと思ったんですが、当時の「嫌だ!」の気持ちが先立って見返せませんでした。そのくらい苦手な回なのです。

そして時が経って、令和版のうる星やつらを「大丈夫かなあ」とボーっとしてみていたらとても原作通り。「なんだやればできるじゃん」

クライマックスのラムちゃんに謝るところから「ごめんよお~」と抱きつくとこ、ちょっと時が止まるとこからの…翻訳機を「びしっ!」っとつけるあの一連の流れをアニメで見ることができて嬉しかったです。
ここばかりは古川平野バージョンでもみたいなあとも思いました。いや神谷上坂版もすっごいいいのですが、あのキャストバージョンでも見たいんですよ。

やっぱり週刊連載の1話分を30分にするのってやっぱり無理あったのかなあ。昭和版の後期って面白いところもあるけど、エピソード足し過ぎで演出過剰じゃない?ってところあったように思います。もちろんそれもハマるときもあるんですよ。でも暴走しすぎはやっぱりなあ。だから毎週水曜日の7時半からブツブツ文句とも賛辞とも付かない言葉を行ってたような記憶があるんだよなあ。

面白いものは見たいけど、でもその前に原作マンガの初見でみたあのシーンの再現もしてほしかった…ってなんだか最近ホットなあの話題っぽいですが。

タイトル同じでキャラ、設定同じならそれ通りにやってほしかったです。

だから最近のアニメ…例えばジョジョでアフレコのとき原作コミックを用意して「オラオラ」のラッシュ音をマンガと同じ数言うなんてエピソードを聞いて「え、そういうものなの?」って驚いたし、その他の原作アリのアニメの原作再現度の高さに「羨ましい」と素直に思ったものです。

で、今回のうる星やつら。ほんとに原作を読んできて原作の面白いところをアニメに落とし込んでやってるんだなってホッとしてます。

過去のこのブログの記事でも同じようなこと書いてました。

 

picfanz.hatenadiary.com

今回の「愛は国境を超えて」昭和版うる星だと「ダーリンに言葉が通じないっちゃ」回に苦言を呈してました。あの頃の私、だいじょうぶだったぞ!

で今飛鳥ちゃん登場話ですけど、先週Bパートであたる君がちらっと見かけて飛鳥ちゃん驚く!で次回に続くというなかなかの展開でした。昭和のときならラストまで30分で見せちゃってたから、こっちの方の引きが面白いかな。

結論としては週刊誌連載毎回読み切りの作品はできれば2話でおねがいしたかったです。まあ当時は1クールで終わりにならずにずーっとやってたから原作のストックが無くなる可能性が…とかなんとかで30分だったんでしょう。とも考えちゃいますが

まあすべては「みんな時代が悪いんや」ってことにつきます。

ということで今日のオンエアを楽しみに待ちます。